テクノプラスト(タイランド)では、熱硬化性樹脂の一つであり、優れた絶縁性や強度が特長のエポキシガラスを取り扱っております。
エポキシガラスは、ガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸させ、熱硬化させた積層材で、高い機械的強度や耐熱性、優れた電気絶縁性を備えた素材です。G10やFR-4といったグレードで流通しており、FR-4はUL94 V-0グレード(アメリカの難燃性規格)にも対応した高難燃性仕様の素材もございます。
また、通常は緑色(ヒスイ色)をしていますが、黒色等その他のカラーバリエーションにも対応可能です。
このエポキシガラスは、電子部品やプリント基板、産業機器の内部部品など、絶縁性や寸法精度、耐熱性が求められる場面で広く使用されています。反りにくく、薄板でも高い精度での加工が可能です。
絶縁材としてベークライトと比べると、エポキシガラスはより高い耐熱性(ベークライト約130℃に対しエポキシは約180℃)を持ち、電気絶縁性の数値も優れています。さらに、加熱時の収縮率が低く、成形後の反りが少ないため、精密部品の製造にも適しています。
一方で、硬度が高い分、衝撃や曲げ応力に対して欠けやすい性質もあります。また「粉塵が発生し人体や機械に悪影響があること」「加工中に欠けやすいこと」から敬遠する加工業者もありますが、テクノプラストタイランドでは、設備を整え、長年の加工実績によるノウハウを持っています。
テクノプラストでは、長年にわたりエポキシガラスの加工に取り組んでおり、多くの部品の製作実績があります。マシニングセンタによる機械加工の豊富な経験とノウハウにより、品質・納期ともに高いレベルでの対応が可能です。エポキシガラスに関しても、材料選定から加工、納品までを一貫してサポートいたします。
絶縁性や耐熱性が求められる現場において、エポキシガラスは信頼性の高い選択肢です。テクノプラストは、その性能を最大限に活かした精密加工で、お客様のニーズに応えています。