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OTCダイヘンは、生産・販売を合わせて海外19拠点でグローバルなビジネスを展開しています。アーク溶接機は世界的にも業界トップシェアを誇ります。そんなダイヘンの溶接技術を詰め込んだ協働ロボットが2023年9月に新たにリリースされました。
本稿では、弊社タイエスコープでも取り扱っているOTCダイヘンのアーク溶接用途最適協働ロボット「FD-VC4」をご紹介します。
溶接加工の自動化において、これまでは産業用ロボットの活用が一般的でした。しかし、産業用ロボットの導入は初期コストや環境構築などの面においてハードルが高く、以下のような課題があります。
「ロボットを設置するための十分なスペースがない」
「様々な現場で使用したいが簡単に移設ができない」
「産業用ロボットと同じ溶接品質を確保したい」
「ロボットを取り扱う知識が不足している」
【「FD-VC4」の特長と導入メリット】
■ 業界随一の高い溶接精度
ロボットの軌跡精度は高品質な溶接をするために欠かせない要素です。溶接を知り尽くしたOTCダイヘンだからこそ実現できる独自の制御技術を開発しました。従来、協働ロボットでは難しかった直線補間や円弧補間などの軌跡精度を大幅に向上させる新制御を搭載しています。
産業ロボットと同等の高軌跡精度で安定した高品質溶接を実現します。
また、豊富な溶接法が選択でき、あらゆる条件の溶接現場に適用します。
※溶接法 一例
・CO2／MAG溶接
・MAGパルス溶接
・低スパッタ溶接
・極低スパッタシンクロフィード溶接システム
・TIG溶接
■ 安全柵不要で省スペース
安全柵なしで使用できるため、従来の産業用ロボットのようにロボット設置用に広いスペースを確保する必要がなくなりました。安全柵を含む周辺設備への投資コストも削減できます。
■ 移動が簡単で汎用的に活用できる
台車と併用することで設置も移動も簡単に行えます。人間が離れた作業現場を行き来するように協働ロボットも移動させることが可能になるため、生産量の変化や製造ラインの変更などにあわせて容易に移設することができます。
■ 溶接現場に最適なティーチング
タブレットによる写真撮影だけで教示プログラムを自動生成する「教示レスシステム」や、ゲーム機感覚でロボットの操作が可能な「直感型操作ペンダント JoyPEN」、アームを直接手で掴んで動作を覚えさせる「ダイレクトティーチ」により、初心者でも簡単に熟練者レベルのティーチングが可能です。
手溶接と同じ感覚でティーチングできるので、使い易さや導入しやすさが大幅に上がり、ティーチングに要する時間も短縮できます。
| 小さい設置スペース（安全柵不要） | |
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簡単設置と移設 | |
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| ダイレクトティーチ等 | |
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| 豊富な溶接機能と溶接周辺機器 | |
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| 高軌跡精度※による高品質溶接 | |
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| 動作速度 | |
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作業環境が良いとは言えない溶接現場でも、溶接ロボットは同じ動作を正確に繰り返し行えるため、安定した動作によって作業効率が上がり、一定の品質と水準を保つことができます。
また、溶接は加工のなかでも特に作業者による品質の差が出やすい工程です。ロボットによる自動化を取り入れることで「加工品質の均一化」「工程管理のしやすさ」「労働環境改善」など多くのメリットが創出できます。
弊社タイエスコープは、タイにおけるOTCダイヘン製溶接ロボットの取り扱いについて、タイ国内向け販売代理店のなかでもトップの実績です。
社内にOTCダイヘン製品に精通しているエンジニアも多く在籍しており、修理・メンテナンス・アフターサポートをダイヘンと連携し、タイ現地にて提供しています。
OTCダイヘンアジアのナワナコンショールームには、今回ご紹介した「FD-VC4」のデモ機の用意があり、ご希望のお客様には実機を確認していただけます。また、お客様の工場にて実機を用いて溶接施工を行い、精度を確認していただくことも可能です。
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