一般的な工場の電気代のうち、全体の約80%を生産設備が消費していると言われています。
そのうちの25%は、“工場の心臓”と言われる コンプレッサー が使用している電気代です。
コンプレッサーの電気代を削減することは、工場全体の電気代を下げることに大きく貢献すると言えるでしょう。
では、そのコンプレッサーは、どんな重要な働きをしているのでしょう?
コンプレッサーは、工場全体の生産設備で使用されるエア(圧縮空気)を作り出しています。
このエアがなければ、工場内の生産設備や治具などが動きません。
また、必要な量のエアが隅々までに届いていなければ、設備や治具は能力を100%発揮できないことになります。
ですが残念なことに、一般的に工場全体のエア使用量の20~30%がエア漏れを起こしていると言われています。
単純ですが、プラス思考で考えてみると…
このような嬉しい結果を期待できるということですね。
しかし…エアは「目に見えない」「においがしない」ので、漏れ箇所を見つけにくく、多くの工場で対策を後回しにされているのが現状です。
エア漏れを見つける方法を、いくつかご紹介します。
①耳で確認
工場が静かな時に、エア漏れの音を聴いて確認。
⇒音がするほどエアが漏れていたら…それは、激しく漏れている証拠です。
②手で確認
手をかざして圧力を感じる。
⇒ただし、微量の漏れは気づきづらい
③石鹸水を使用
石鹸水をかけると、漏れ箇所で泡が立つ。
⇒塩分を含んでおり、錆の原因になるため、洗い流しを推奨
④超音波漏れ検知器
超音波センサーで音圧を検出することで、漏れ箇所を可視化し、把握できる。
⇒精度が高く、アクセスが困難な場所にも有効
中でも特におすすめなのが、【超音波漏れ検知器】で、エア漏れ箇所を可視化する方法です。
タイエスコープは、エア漏れの箇所を可視化できるエアリークビューワーをご提案しております。
今までに多くのお客様工場にて、エア漏れの箇所を可視化するサービスを実施してきました。
お客様のメンテナンスチームメンバーと工場内を歩きながら、エア漏れ箇所を探します。
1m~5mくらいの設備周辺、10m以上離れている工場の天井付近にある配管などからもエア漏れを可視化できるため、実際に検査を行ったほとんどのお客様が驚きを隠すことができません。
近いところでは、漏れている音がしない、手をかざしても全く圧力を感じなかったり…なので、それにも驚いています。
メンテナンスチームから「こんな便利なものがあるのなら、もっと早く知りたかった…」と言われることも。
具体的にエアリークビューアーの利便性について、実例でご紹介します。
左の写真は、エアの漏れを可視化しています。赤い部分は、たくさん漏れている箇所を示します。上部には、概算の漏れ量が表示されます。
右の写真は、漏れ箇所を非表示にしています。漏れの対象は、エアガンというのがわかります。
エアリークビューワーで漏れ箇所を撮影すると同時に、この左右2種類の写真が同時に保存されます。どこが漏れているのかを確認できるため、修理作業がはかどるのです。
修理後に、もう一度エアリークビューワーで確認することで、改善完了を可視化できます。
当社ではタイでデモ機も保有しております。ご興味ございましたら製品説明、無償デモ等お気軽にお問合せください。