私たちTOSTEM THAIは、住宅設備メーカーLIXILの生産工場として、タイで30年以上にわたり住宅用アルミ建材の製造に携わってきました。近年では、住宅分野にとどまらず、自動車や家電といった産業分野向けのOEM製造も積極的に展開しています。2025年6月に開催された「Manufacturing Expo 2025」では、そうした私たちの事業の幅広さや環境に配慮した取り組みを、タイ市場に向けてご紹介しました。

ME2025 展示は「アルミスクラップ」と「環境保護」がコンセプト

環境意識の高まりを受けて、CO2排出削減やSDGsへの貢献を視野に入れた内容とし、実際に再生アルミ材を活用した製品や、アルミスクラップ材を活用した低炭素型アルミ形材「PremiAL（プレミアル）R100」 「PremiAL（プレミアル）R70」 のサンプルなどを展示しました。
プレミアルは、LIXILの日本・タイ・ベトナムの3拠点で製造可能であり、グリーン調達を求める企業からの注目が高まっています。実際に2024年12月にはタイでの採用実績も生まれ、今回の展示会後も見積もり依頼が増加しております。

▲ME2025ブースにて展示されたアルミスクラップ材料

▲事業紹介＆PR動画

電化製品・自動車部品など幅広く対応　複雑形状も対応可能なOEM

展示内容としては、住宅建材のカタログ製品のみならず、複雑な断面形状の工業用アルミ押出材や自動車関連部品用の素材も紹介。金型の設計から表面処理、加工まで一貫対応が可能である点や、熱放射性能に優れた高機能型材などにも対応できることをサンプルで披露しました。押出工程に用いる金型の修正・研磨も自社で行っており、複雑な仕様に応える高度な技術力が強みです。

▲高難易度押出し材　サンプル

▲自動車部品　サンプル

来場者数は前年よりやや減少したものの、今回は本当に関心度の高いお客様を中心としてご紹介をしたため、より具体的な商談に結びつく手応えを得られた展示会となりました。

▲Manyfacturing Expo2025出展レポート動画

アルミを循環型で再利用する「クローズドループリサイクル」への取り組み

現在、私たちが特に注力しているのが「クローズドループリサイクル」の仕組みづくりです。
これは、製品として納品したアルミ材を回収し、再び材料として再生利用していくという循環型の取り組みです。日本ではすでに一部で導入が進んでおり、今後はタイでも本格的に展開していく計画です。
トステムタイでは、「環境への貢献」と「高品質な製品の提供」を両立させながら、住宅から産業まで多様な分野でお客様のニーズに応えてまいります。アルミ押出材の調達や製造に関するご相談がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

タイで高品質アルミ型材をお求めの方は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。