「外観検査といえばヴィスコ」
外観検査・画像処理検査のエキスパートである当社の画像処理検査装置「VTV-9000」シリーズは、用途を限定しない高い汎用性を特長とします。
今回ご紹介するプラスチック成形品の製造工程においても、様々な段階において活用が可能で、エキスパートならではの厚みある光学系の提案と高性能な画像処理ソフトウェアによる、安定した画像処理検査を提供します。
以下のような工程に導入いただくことで、生産のさらなる安定化と効率化を促し、御社工場の歩留まりの向上、さらには自動化進展に伴う省人化に貢献します。
ヴィスコの画像システムによる有無検査で、金型に残留したワークの監視も実行可能です。型開きごとに金型を監視し、キャビティ内に残留物があれば、すぐに停止信号を成形機に送り、次のショットを停止させます。これにより高価な金型の破損を未然に防ぎます。
成形機から取り出された製品を、取り出しロボットが保持したまま設置されたカメラの上に搬送して撮像し、ショートショットやバリ等の成形不良を検査します。
ここでNGと判別された不良品は別に排出することも可能なため、後工程での外観検査を省くこともできます。
乱雑に置かれた製品を真上から撮像して製品を特定し、ロボットがピッキングします。
ピッキングされた製品は掴まれたまま外観検査カメラの前まで搬送され、外観検査を行ないます。
パーツフィーダーから流れてくる製品が、回転するガラステーブルの上に配置されます。テーブルの上下から同時に撮像することで、コンタミ(黒点)やクラック等の表面上の欠陥と、ショートショットやバリ等の形状不良の欠陥を同じステージで一度に実行することが可能です。
ヴィスコの自動外観検査システムは一元管理が可能。それぞれのVTV-9000が同一のネットワーク上にあれば、お客様の指定するコンピューター上にそれぞれのシステムで実行中の検査の状況や検査データ、統計値 等を集約されることで、より効率的な管理の実現が可能になります。
生産ラインの現場にいなくても、検査結果をリアルタイムに把握することができるリモート・モニタリングが可能になるだけでなく、データ収集機能により過去検査分のログ分析等、追加で発生する工程における材料として活用することも可能です。
ヴィスコの自動外観検査システムは、メインコントローラーである画像処理検査装置「VTV-9000」シリーズを中心に、カメラ・レンズ・照明の光学系機器と、その他関連機器の組み合わせから構成されます。この組み合わせは、完全カスタマイズ仕様。用途、ワークサイズ・欠陥サイズ・検査項目等に応じた、最適な構成をご提案いたします。