
ViSCO独自開発のAI画像検査ツール『AI-DefFinder』を使った、ボタン電池(CR2032コイン電池)の表面外観検査デモをご紹介します。
このデモでは、細かい凹凸が規則的に並んだボタン電池の表面を撮像し、AI-DefFinderで異物や傷などの微細な異常を検出しています。
ボタン電池の表面には、規則的な凹凸のパターンがあります。パターン自体は毎回同じですが、ワークが円形のため、搬送されるたびに向き(回転角度)が変わります。従来のルールベースの画像検査では「決まった位置に決まったパターンがある」ことを前提に判定するため、模様や質感そのものを異常と捉えてしまい、良品でも不良と判定してしまう(過検出)という課題がありました。 AI-DefFinderは、パターンが「どこにあるべきか」を記憶するのではなく、その面が本来持っている性質=テクスチャ・エッジ・構造そのものをピクセルレベルで学習します。そのため、模様や質感のある面でも、ワークがどの向きで来ても、安定して欠陥だけを捉えることができます。
学習は、良品画像の登録に加えて、不良画像に欠陥箇所をラベリングして学習させるハイブリッド方式です。「良品がどのようなものか」を学習することで未知の異常も拾い上げ、同時に「特定の不良がどのようなものか」も学習することで、既知の不良は高精度に検出します。
・パターン、テクスチャ、向きの影響を受けずに、検出すべき欠陥だけを抽出
・学習させた不良(既知)と、学習していない未知の異常の両方に対応
▲システム構成
模様のある面は、なぜ検査が難しいのか
AI-DefFinderは「どこ」ではなく「何」を学習する

