
1回の撮像では視野に収まらない長尺コネクタを、5枚の画像を合成することで解像度を保ったまま測定・外観検査するデモをご紹介します。
このデモでは、長尺コネクタを5回に分けて撮像し、1枚の検査画像に合成したうえで、リードの寸法測定とハウジングの外観検査を同時に行っています。
長いワークを1回の撮像で全体に収めようとすると、その分だけ分解能が下がり、微細な欠陥や寸法の変化が捉えられなくなります。一方で分解能を確保しようとすると、特殊な高解像度カメラや大視野のレンズが必要となり、コストが大きく上がります。
このデモでは、コネクタを5枚に分けて撮像し、画像合成ツールで継ぎ目のない1枚の検査画像に合成しています。画像合成はサブピクセル単位で位置合わせを行いながら画像をつなぐため、部分画像同士の位置ズレのない1枚の画像を生成することができます。また、1回あたりの撮像範囲が小さいため画質と照明の均一性が保たれ、結果として安定した検査ができます。
合成後は位置決めツールでワークの位置補正を行い、コネクタリードIIツールでリードのピッチとオフセット(基準線からの距離)を測定、Blobツールでハウジングの外観検査を行っています。歪みの少ない光学系と組み合わせているため、寸法測定は繰り返し精度の高い結果が得られます。

▲システム構成
高い分解能と広い視野は両立しにくい
分割撮像+画像合成で、必要な分解能のまま全長を検査

