工場の環境改善には欠かせないミストコレクターを解説!
ISO14001に象徴されるように、企業における地球環境の改善・保全への取り組みは、非常に重大なウェイトを占め、社員・工員など、業務に従事する方々に向けた労働環境の改善にも目を向けられるようになっています。
製造業に携わる方々にとっての職場環境の改善として挙げられるのは、「オイルミスト」ではないでしょうか?
工作機械を使用しての金属切削・旋削加工の現場においては、冷却・潤滑の目的で切削油などの加工油剤を使用します。切削油が熱や機械的要因により、気化・微細化し、オイルミストとして空気中に飛散していくのです。
飛散したオイルミストは工場での作業者の健康への悪影響だけでなく、生産性、加工品質の低下を招き、その上、工場周辺の環境やCO²の増加にもつながり、さらには転倒や火災などの二次災害の恐れもあります。
このオイルミストを捕集する製品として、ミストコレクター(オイルミストコレクタ)があり、各社からさまざまなタイプが出揃っております。
今回は、ミストコレクターの種類や、選ぶ際に覚えていただきたい点を、私、内谷が解説していきます。
ミストコレクターの種類・特徴
まずは、ミストコレクターの種類と特徴です。各社からさまざまな製品が発売されていますが、概ね下記のように分けられるでしょう。
現在では、切削油などの加工油剤は水溶性が多くなり、オイルミストの発生量も少ないので、イニシャルコストを抑えられるフィルター式が一般的です。
しかし、技術革新により高捕集が可能となった遠心分離式の登場により、フィルター式の代替えとして採用する企業も増えてきています。
何よりも大切なのは価格・性能・特長をしっかりと見極め、自社のケースに当てはめること。イニシャルコストが安くても、ランニングコスト(電気代、加工油剤の補充)で高くついてしまう場合が多々あり!人が吸引してしまったり、工場内にまき散らしてしまっては、後々、大きな代償を支払うことになりかねません。
