
切削加工や鋳物加工といった金属加工において、大きな関門となるのが金属の残留物である「バリ」を取り除く工程(バリ取り)。製品の精度や品質を左右する決め手ともなりうる作業で、金属加工はバリとの戦いと言っても過言ではありません。このため、モノづくりの現場ではバリをいかに簡単に、かつ完全に除去するかの工夫が繰り返し試されてきました。
手軽に、瞬時にバリ取り!ATL社の「iTEMシリーズ」
今回ご紹介する製品はそんな苦労を一気に解決してくれる画期的な一台。天然ガス(CNG / LNG)を爆発させて瞬時にバリを取る、独ATL社製「iTEMシリーズ」をご紹介します。

iTEMシリーズの優れている点は、何と言ってもその操作の手軽さ。内蔵されたロータリーテーブルに対象物を置き、タッチスクリーン上でガス流量と混合ガスの比率をセットするだけ。すると、混合されたLNGガスがプラグ点火され燃焼室内で爆発。2500~3000℃の高温かつ高圧状態となり、燃焼から得られた電熱エネルギーによりバリを酸化させ、一瞬のうちに消滅させます。平均処理時間は搬送も含め約2分。いとも簡単にバリのない滑らかな完成品を得ることができます。
油圧機構部品やダイカスト部品のバリ取りにも実力を発揮
ちょうど自動車の4サイクルエンジンと同様の構造で、燃焼エネルギーが燃焼室内の隅々にまでにくまなく行き渡るのが特徴です。これにより、多孔で複雑な公差穴を持つ油圧機構部品や自動車内燃機関などに使われるダイカスト部品のバリ取りをも、簡単にかつ均質に行うことができます。ガスは制御装置によって完全なコントロール下にあり、燃焼室とともに専用キャビネットで覆われ安全面でも心配ありません。


