日本電計タイランドの清野です。

今回は、当社がタイで販売代理店を務めている、キクスイ（菊水工業株式会社Kikusui Electronics）の「大容量スマート交流・直流安定化電源 PCR-WEA/WEA2シリーズ」をご紹介します。

▲最大電力 1kVAから36kVAまで、全15モデル

タイでは、自動車（EV車の開発評価）および販売が好調なエアコン関連のメーカー様から「大容量の交流試験をしたい」という問い合わせが増加しています。

日本でトップシェアを誇るキクスイの交流・直流安定化電源は、小さな電池（ACアダプタ）、生活家電から飛行機で使われる大型装置など、容量の小さなものから大容量のものまで交流で動作する製品はなんでも試験することができます。

交流・直流安定化電源 PCR-WEA/WEA2シリーズ、４つの特長

PCR-WEA/WEA2シリーズは、超小型高電力密度、高性能なPWMインバータ方式の大容量交流・直流安定化電源です。

① コンパクトな筐体

従来品の筐体と比較して、60％以上のコンパクト化に成功しました。筐体がコンパクトになっても機器の効率が良くなりました（効率が上がることで出力するのに必要な入力の電源容量が下がり、結果、電気代を抑えることができます）。
一筐体36kVAで「超高電力密度」を実現。大容量モデルになるほど、省スペース化の効果が大きくなります。

② 並列運転可能

並列運転ケーブル1本で異なるモデルも接続でき、簡単に「大容量144kVA」を実現します。
異なる容量のモデルでも組合せることができますので、被試験物の電力容量が後に増えても後から足りなくなった容量のモデルを並列し、容量アップの対応が可能です。（6kVA以上のモデルに限る）

▲異なるモデルの接続イメージ

③ 試験に役立つアプリケーションソフトウェア

最新規格IEC61000-4 に対応した電源線妨害イミュニティ試験ソフトウェア「SD009-PCR-LE/WE」、航空機搭載装置の電源規格試験に対応したアビオニクス試験ソフトウェア「SD012-PCR-LE/WE」といったアプリケーションソフトウェアを用意しています。
PCR-WEA/WEA2は、標準でデジタルインターフェース（LAN／USB／RS232C）を搭載しています。

④ DC出力　定格電力の100%可能です。（DC 0 〜± 438V）

PCR-WEA/WEA2は、AC 定格出力に対して 100% DC も出力可能で直流の試験にも使用できます。 しかも低リップルノイズ出力です。

その他詳細につきましては、製品情報の同製品ページからダウンロードできるカタログをご覧ください。

交流・直流安定化電源PCR-WEA/WEA2シリーズの操作方法についてはYouTubeでもご確認いただけます。

「当社の製品は、アフターメンテナンスについて、タイ現地にて日本電計タイランドで修理可能です。また、タイでご購入頂いても、保証期間は２年ですので、安心してご使用ください。（キクスイ国際営業部・池上 正二）」

菊水電子工業株式会社（キクスイ）
キクスイ（本社：神奈川県横浜市）は、1951年設立。
電子計測器・電源機器の専業メーカーとして70年以上エレクトロニクス業界の発展に貢献してきた。

▲キクスイの池上氏（右）、Onnicha Inproong氏（左）

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池上 正二（いけがみ しょうじ）／国際営業部
2012年　菊水電子工業入社
2019年　国際営業部へ異動
タイ・ベトナム・韓国担当

Ms. Onnicha Inproong (インプルン オンニシャー) ／国際営業一部
2019年　菊水電子工業入社タイをメインにASEAN海外代理店のサポートを行う

清野 誠人　Masato Kiyono / Supervisor
2006年　日本電計・宇都宮営業所へ
2013年の中国・深圳赴任を皮切りに、広州、そしてタイへ。
2019年　日本電計タイランド赴任

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