長井技研(タイランド)は、タイでのものづくりにおいて、現地でのサプライヤーやそこに携わる “人”との繋がりを最も重視している。良質なサプライヤーの協力体制があってこそ、同社が強みとしている「日本品質」を実現できるからだ。
そういったサプライヤーや顧客との新たな繋がりを創出する場として、2019年からNCネットワークアジアが主催する『ものづくり商談会』に参加している。
今回は、NCネットワーク主催のものづくり商談会の特長と、同イベントに出展する長井技研のブースの見どころについてご紹介する。
2024年で10回目の開催となるFBCアセアンものづくり商談会は、製造業に特化した展示商談会だ。事前に参加企業同士で商談の申し込みができ、企業のビジネスマッチングが図れる画期的な展示会として業界でも人気を集めている。
タイ・バンコク、ベトナム・ハノイでの対面商談会の他に、コロナ以降はオンライン商談会も開始し、国の垣根を越えたビジネスマッチングを取り持っている。
2023年からは、同時開催のINTERMACH/タイサブコン協会の参画企業や、タイ投資委員会(BOI)を通じて参加する大手バイヤー企業もマッチングの対象となり、日系のみならずローカル・外資・中華系企業との繋がりを効率的に作れる場としてパワーアップした。
タイローカルや中華系企業を中心にマッチングできる企業を拡張した意図について、NCネットワークアジアの小暮MDに聞いた。
「近年、参加いただく日系企業の皆様からは、タイローカル企業との新規の繋がりを求める声を多くいただくようになりました。一方で、ローカル企業側からも日系のものづくり企業が持つ技術を活用して新たなビジネスを創出したいという前向きな展望を持つ企業も増えています。こういった双方のニーズがうまく融合できるよう、昨年よりオープンイノベーション形式のマッチングを取り入れました。また、皆さんが注目している中華系EVメーカーとのマッチングができるよう、BOIを通じてBYDやGreat WallなどのEVメーカーがバイヤーとして出展予定です。皆様のご来場をお待ちしております。」
長井技研タイは2019年のホーチミン開催から参加し、今年で5回目の出展となる。
例年、みがき棒鋼を取り扱うKOHO PRECISION BAR AND METAL CO., LTD.と共同でブース出展しており、幅広い業種の来場者から注目を集めている。各種治具や設備パーツなどのサンプルを展示する予定だ。
Office
Tel: +66(0)2-182-5393
長井 Nagai
Mobile: +66(0)98-925-6078
Email: tetsu-nagai@nagai-giken.co.jp