【タイ・新型コロナウイルス対策】 医療現場に欠かせないバーコードスキャナ。ポストコロナ時代は医療現場以外にも殺菌液剤への耐性が重要に!
29/10/2024
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島 直希Sales Manager

医療現場では、投薬のミスや患者取り違い等による医療事故の防止策として、バーコードやQRコードが利用されています。
代表的な活用方法には、患者の腕に着けたリストバンドに印刷されたバーコードをバーコードスキャナで読み取り、患者・看護師・医薬品を機械的に照合する「三点認証システム」があります。
医療現場において、バーコードスキャナはなくてはならない設備機器となっています。

新型コロナウイルス(COVID-19)の予防のため、今後、日常的に医療用殺菌液剤でバーコードスキャナを消毒・洗浄することが必須となります。
しかし、一般的なバーコードスキャナの素材は消毒に使われる薬品への耐性はなく、拭き取り消毒を繰り返すうちに様々な不具合が生じる恐れがあります。
通常、バーコードスキャナのケース(外側)にはポリカーボネートやABS樹脂が使われており、これらは消毒に使われる薬剤への耐性がありません。
また、ウイルスの増殖を抑える効果のある抗菌素材プラスチックも、消毒剤に対する耐性はありません。
医療業界で用いられている消毒・クリーニング用薬剤には「次亜塩素酸ナトリウム」、「エタノール・イソプロパノール(イソプロピルアルコール)」、「過酸化水素水溶液(オキシドール)」などがありますが、ポリカーボネートやABS樹脂にこれらの薬剤を使用し続けると、以下のような問題が発生します。

■塗装表面の変色、剥がれ
■細かいひび割れ
■表面のベタつき、硬化
■接触端子の金属部分の腐食
■ケーブルブッシュ(ケースからケーブルを引き出すための保護材)のダメージ
■その他にも、使用に影響する機能低下を生じさせる恐れがある


タイの医療現場で使われる様々な消毒剤・洗浄剤を使用できるバーコードスキャナ

当社のヘルスケア用バーコードスキャナ「CR2700」と「MCR-H200W」は、強力な消毒剤にも耐える特殊な素材を使用しています。
単に薬剤に対して耐性があるというだけではなく、機能面でも数々の優れた特長を持っています。

【CR2700/ワイヤレス2次元コードスキャナの概要】

■様々な薬品・消毒剤を使用できる耐薬品性
■ポケットタイプとグリップタイプの2タイプを用意
■長時間作業でも疲れない軽量設計
(ポケットタイプ137g / グリップタイプ 177g バッテリー含む)
■接点のない無接点充電(拭き取り消毒による接点腐食なし)
■Bluetooth Low Energy 5により、データセキュリティ、スループット、伝送距離が向上
■ダブルレンズで極小2次元コードから幅広バーコードまで対応
■音・LED・バイブレーションによるユーザーフィードバック設定可能
■IP65定格により、ほこりや湿気を遮断
■湾曲、ゆがみなどのダメージラベルもスピーディーに読み取り可能


【MCR-H200W/2次元コードハンディスキャナの概要】

■様々な薬品・消毒剤を使用できる耐薬品性
■長時間作業でも疲れない軽量設計
■ダブルレンズで極小2次元コードから幅広バーコードまで対応
■ダメージシンボル、難読シンボルの読み取りに強い
■音、LED、バイブレーションによるユーザーフィードバック設定可能
■耐環境性能 IP54 水分に強い / 高堅牢 落下テスト1.8m


ヘルスケア用バーコードスキャナ「CR2700」と「MCR-H200W」は、いずれもアメリカの医療現場での使用実績が多数あります。
医療現場ではもちろんのこと、店舗、工場等においても、新型コロナウイルス対策のために、消毒薬耐性のあるバーコードリーダの速やかな導入が期待されます。



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