プラスチック射出成形工場ではプラスチックの材料を大量に使用します。
成形後の廃プラスチックをどう再利用するか。これはどの工場にとっても頭の痛い問題ではないでしょうか。
タイでは、リサイクル業者に買取を依頼する、あるいはリペレット(スクラップを粉砕・溶融し再びペレット状に再加工する)業者に頼むケースが一般的ですが、リペレタイザーを工場内に設置して、ペレットへの再加工を内製化する工場も少しずつ増えています。
今回ご紹介するMSK(ASIA)CO.,LTD.は、まさにそのリペレタイザーの専門メーカー。シンガポールに本社があるMSKテクノロジーの子会社として2020年にタイで創業しております。
バージン材と同じ形状にプラスチックを再加工する工程には高度な技術と設備が求められますが、 MSKリペレタイザーであれば簡単に高品質なリペレットを行えます。バージン材よりも小さなミニペレットへの加工も可能です。クリーンルーム内で発生した廃プラスチックも同じクリーンルーム内でペレットに再加工でき、再び成形に利用できます。
汎用樹脂、エラストマー系樹脂などほとんどの樹脂をカバーしている汎用性の高さも同社製品の大きな特徴でしょう。
PEEK LCPなどエンプラ・超エンプラなど多くの樹脂を再生できるDモデルに加えて、エラストマーなどの柔らかい樹脂など硬化時間の長い樹脂に対応しているEモデルをラインナップしています。
5キロ程度のリペレットも可能です。リペレットの専門業者に依頼するには少なくとも300キロ以上の粉砕材が必要になりますが、スマホのコネクターやカメラのレンズに使用されている樹脂など1キロあたり数千円〜数万円もの高価なスーパーエンプラの場合、廃プラスチックの量はさほど多くありません。しかし、MSKリペレタイザーであれば小ロットでもスムーズにペレットに再加工できるのです。 コンパクトなサイズ感も強みの一つ。リペレタイザーは長さ3m〜4mほどのサイズが標準的なのに対して、MSKリペレタイザーのサイズはわずか1m。4畳半ほどのスペースがあれば問題なく設置できます。 導入にあたっては、お客様が使用している樹脂、グレード、月当たりのリペレット希望量をお伺いいたします。そして、実際にリペレットテストを実施させていただき、出来上がったリペレット材の評価を行っていただきます。ペレットの形状の長短や太さ、細さも調整できます。キロあたり1000円以上の樹脂の余剰が1ヶ月に1トン以上ある工場であれば費用回収に困ることはなく、高価な樹脂をご利用の工場様には最適の製品です。SDGsをしながら製造コストを下げるリペレタイザーはあなたの工場に必要不可欠な設備となるでしょう。 【リペレタイザー導入により費用対効果が期待できる工場例】
工場内にリペレタイザーがあれば、廃プラスチック処理から再利用することで結果として材料購入費用が削減できます。リサイクル業者への手配、在庫量の増減など管理するべき事項もなくなります。
▲対応樹脂 一例
▲MSK製リペレタイザー、主なラインアップ
水を一切使用しないコンパクトサイズのリペレタイザー
電気と圧縮空気で稼働し、水を一切使用していない点も大きなメリットです。水質が悪い場所であっても再ペレットに影響がありません。熱履歴が小さく、品質劣化が少ない点も特筆すべき性能です。樹脂を溶かす温度まで加熱せずに造粒できるので、色目のシビアな透明樹脂であっても色調変化を招くことなく高品質のペレットに再加工できます。
工場の使用条件にあわせて最適な機種をご提案
・高単価の樹脂を扱っている工場
・10〜1000kg/月 程度の樹脂が数種類発生しリペレット化を要望する工場
・100トン以下の成形機を中心に導入している工場(大型成形機の場合はリペレット屋さん)
ヒアリングを経てご注文をいただいた場合、動画のように据付試運転を行います。常駐サービスマン(タイ人)がアフターサービスをさせていただきます。基本的に即日対応をさせていただく教育をしております。
▲シンガポールからタイへのリペレタイザー到着後~立ち上げの様子
プラスチック射出成形を効率的かつ持続可能(SDGs)に行うためにはリペレットの内製化設備が欠かせない時代がやってきます。将来的には各工場にリペレタイザーを導入するケースが一般的になってくる時代がやって来るでしょう。廃プラスチックの処理にお悩みの方はぜひご検討ください。
MSK(Asia)Co.,Ltd.
武田 光晴 Mitsuharu Takeda
Managing Director