YONEZAWAの提案力とコスパ抜群の3Dビューワでタイの製造業をサポート

30/05/2018

サムライアジア編集部

谷田貝太一　Managing Director（左）
2004年に米沢工機株式会社入社。2007年に来タイ。顧客へのきめ細やか配慮と迅速な対応で、タイの製造業をサポート。
矢内響　営業部課長（右）
2003年に株式会社シーセット入社。同社のASEAN戦略のカギを握るキーパーソン。

◆サムライファクトリー編集部です。本日はよろしくお願いいたします。
早速ですが、米沢エンジニアリング様とC‘SET様が、タイでご一緒に取り組みをされるきっかけを教えてください。

矢内：我々は3Dビューワを専門に開発している会社で、製造業、中でも製造工程をサポートする製品に強みを持っています。
各企業様が海外に進出していく中、我々も海外に目を向けていかなければならないと感じていたのですが、何の当てもないのが実情でした。
そこで、米沢工機様と弊社を結び付けてくださった方に相談をしたところ、その場でタイに駐在されている谷田貝さんに連絡していただき、ご紹介いただくことになりました。

谷田貝：弊社は工作機械を取扱う商社ですが、消耗品の販売や建屋建設の提案、小規模のEPC提案も手掛けています。ハード、ソフトの両面でお客様をサポートする弊社において、安価で使いやすく、かつ高性能な3次元ビューワを展開するC‘SET様と取り組んでいくことは自然な流れでした。確か2年ほど前の話ですよね。

矢内：そうです。タイでも一緒に取り組んでいただけると、その場で即決いただいて、私の方も慌てて上司を説得したことをよく覚えています（笑）。

◆米沢エンジニアリング様とタイでの取り組みを始めて2年とのことですが、タイ市場での反応はいかがでしょうか？
谷田貝：日系の金型・成形メーカー様をはじめ他業種からも引き合いが増えてきたのは実感できています。
実は今年の1月からC‘SET様専任のタイ人スタッフを採用しました。タイのローカル企業への拡販はもちろん、隠れたニーズの掘り起こしにも期待しています。

◆C‘SET様の製品の中で、タイ市場において期待する製品はありますか？
矢内：弊社ではいくつか3Dビューワーをラインアップしていますが、タイの市場で拡販が期待されるのは「3DFovi」です。「手軽に3D図面を読み込みたい」というニーズに対し、シンプルで分かりやすく、使いやすいをコンセプトに開発しております。WordやExcelといったオフィスソフトのように、誰でも簡単にお使いいただけます。

谷田貝：この製品の優れている点は、誰でも使えるような操作性を維持しながら、正確なビューイング、計測ができることです。さらに、通常の3DCADソフトに比べ、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。

矢内：こちらのソフトを導入いただければ、ほぼすべての3次元データの閲覧が可能です。
日本では、クライアントからの概算見積もり要求は3Dデータが主流となりつつあります。営業の方が3Dデータを見られないことで、技術部門の方が主導で見積もりを作成する企業も多いと聞いておりました。3DFoviを導入いただいたところ、営業の方が見積もりを作成するという本来の業務体系を維持でき、クライアントへの回答も、より速く正確になったという声もいただいております。

「3DFovi」パーツ構成の確認や断面表示、寸法計測&最大外形・体積の確認、パーツの色付けなどが誰でも簡単に行える

谷田貝：矢内さんから伺った話ですが、日本では物流企業様からの問い合わせも増えているようです。工場から工場へと配送する際には、ロス無く一度により多くの荷物を積み込むことができるかが重要です。「どの様にカーゴに積み込むか？（荷姿検討）」といった試算をする際にも活用されています。

◆なるほど、思わぬ副産物ですね。
矢内：手軽で簡単に使える分、アイディア次第で、さまざまな業界、業種でお使いいただけるのではないでしょうか。
ほかにも、「ビューワ以上CAD未満」をコンセプトに開発した「3DTascalX」は、多くの3次元CAD/CAMと同じソリッドカーネル（Parasolid）を採用。より実用的な計測を可能にします。
ぜひ、当社のソフトをご活用いただき、生産性の向上に役立てていただきたいですね。

谷田貝：C‘SET様の製品を扱うことで、より幅広いソリューション提案が可能になりました。これからもお客様のニーズにお応えし、サポートしていきたいですね。

◆お二人とも、本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました。

5月16日～19日にかけて開催されたINTERMACH2018にも出展。C‘SET社の3Dビューワをデモ展示していました

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