油冷式コンプレッサスクリュロータにオイルを噴射し、油膜で空気の漏れを防ぎながら圧縮空気を作る油冷式(給油式)のコンプレッサ。コベルコでは、代表的な油冷式コンプレッサシリーズとして、世界最高レベルの省エネ性を追求したインバータ圧縮機「コベライアンVS」や、定速機としてプレミアムラインの「コベライアンAG」、スタンダードラインの「コべライアンSG」をラインアップしています。
オイルフリー式コンプレッサ吐出空気中に油分を含まず空気圧縮するのがオイルフリー式コンプレッサ。油の混入が許されないクリーンエアが求められる食品・化学・半導体などの業界で活躍します。コベルコでは、最高レベルの比エネルギー性能を達成したオイルフリーコンプレッサを出力レベルや圧縮方式などによりラインアップしています。用途に合わせて最適なモデルをご提案します。
台数制御盤複数台のコンプレッサを使用する際に、使用空気量の変化に応じて自動的に最適な台数を選択し、運転することにより省エネを実現する制御盤です。インバータコンプレッサと組み合わせることで、その省エネ性能は飛躍的にアップします。
排熱ドライヤオイルフリー機の圧縮排熱を圧縮空気の乾燥、吸着材の再生に利用することで、わずか15W(ED160の場合)の電力で省エネ稼働する排熱ドライヤ。空気ロスなしで、バージエアも不要な省エネ設計になっています。冷凍機不使用のため、脱フロンが可能です。
温水回収従来クーリングタワーなどから放出し捨てていた熱エネルギーを回収し有効活用する温水回収ユニット。排熱エネルギーの最大92%を回収し、工場全体のエネルギー効率を高めて、電気・ガスなどのコスト削減、CO2排出量削減に貢献します。回収した熱エネルギーは、ボイラー給水加熱・ヒーター・シャワー・温水プールなど、幅広い目的で再利用できます。
コンプレッサの稼働分析と省エネ診断コベルコでは、コンプレッサのプロとして、メーカーや圧縮方式などを問わずに負荷診断、データ解析・省エネ改善提案・省エネ効果額の試算を実施。データに基づいた投資のご判断をサポートいたします。
エア漏れ診断一般に15-30%の圧縮エアは漏れていると言われています。圧縮エアの省エネには、コンプレッサ側の改善だけでなく、エア漏れ対策が不可欠。しかし、耳や目でエア漏れを特定することは非常に困難。コベルコでは、配管、継ぎ手、ホース、接続部などに診断機をかざし、周波数によってエア漏れを可視化するサービスを展開。年間のロスコスト、Co2排出量がひと目で分かるレポートを作成します。
事例①インバーター機を活用した省エネ事例従来は定速機のみの運転だったが、設備側の稼働台数により必要な圧縮空気量が大きく変動することから、コンプレッサは運転状況に応じて最適な省エネが期待できるインバータ機を選択。インバータ機にはライン圧制御を導入し、常にユースポイント近くで最適圧力設定での運転ができるため、約1.5barの圧力低下を実現した。さらに台数制御機能を活用し、システム全体で約13%(年間約120,000kwh)の省エネを実現した事例。
事例②排熱ドライヤーを活用した省エネ事例実際の稼働データの分析に基づき、コンプレッサにインバータ機を選択し、各運転状況に応じて最適な省エネが見込めるように。また台数制御システムを導入し、工場の操業負荷が低い時に不要な機械を自動停止しアンロード待機時間を最小化。さらにエアの品質維持と省エネのために排熱ドライヤも導入。既存の社内ネットワークと連携させ、稼働状況の一元管理を実現した事例。