アシスタント マネージャーの蔡 信司(さい しんじ)と申します。
タイでも工場や倉庫における作業の「省人化」「無人化」において、近年はロボット、AGVの導入による自動化が加速しております。
自動化設備を導入するメリットは、作業員の負担軽減や人為的ミスの大幅な低減、さらにコスト削減ができます。
さらに新型コロナウイルスの感染拡大により、ロボットの市場規模は大幅な拡大が見込まれます。今後、あらゆる産業が感染拡大防止のためにロボットの需要が増えてきます。
ここで皆様にご紹介する CCAU / CAL-COMP AUTOMATION AND INDUSTRIAL 4.0 SERVICE (THAILAND) COMPANY LIMITED は、ロボット・AGV・IoTを組み合わせたソリューションの提供で、タイ政府が国を揚げて推進する『インダストリー4.0』の実現に貢献している企業です。
コロナ禍では多くの工場が稼働に影響を受けましたが、CCAUの親会社である台湾系Cal-comp(カルコンプ)の自社工場は半自動化されているため、生産稼働を維持するのに問題はありませんでした。
CCAUのセールスマネージャー、エミリー チウ( Emily Chiu /邱 苑蓉 )さんに、同社についての話をお聞きしました。
CCAUとは?
CCAUは、1973年に設立されたOEM・ODM・EMS企業であるCal-comp(カルコンプ)の子会社で、タイの自動化サービスプロバイダーとして2018年に設立されました。
Cal-compはタイで30年の歴史を持ち、中国・フィリピン・マレーシア・メキシコ・ブラジルなど、世界各地にも工場を持っています。
CCAUの自動化ソリューションは、過去10年間でCal-comp自社工場の全てに実装されました。
2022年2月現在、タイのCal-comp工場では、200台以上のAGVと500台のロボットアームが150のラインで稼働しています。
そして、世界中のCal-comp工場では、1,200台のAGVと2,000台のロボットアームが356のラインで稼働しています。
当社は『インダストリー4.0』のコンセプトで、ロボット・AGV・IoTの強みを活かしたソリューションを提供し、タイを中心とした製造現場全体の最適化のお手伝いをいたします。
SCMAとの関係
現在は自社社内向けの業務が80%を占めていますが、もちろん社外への展開も始めています。
CCAUとしては、日系の顧客に拡販してきたいため、SCMAとの業務提携は、この目標を達成するのに役立つと確信しています。
主な商材の取り扱い
ロボット
・4軸と6軸の2種類
・半自動と全自動の両方の設備に対応可能
AGV
積載型
牽引型
自律走行型(開発中・2022年 Q2 に発売予定)
IoTソリューション
4E1A(Equipement, Environment, Energy, Employee, Maintenance by AR technology)
・稼働状況の可視化
・環境情報の可視化
・消費電力監視
・従業員情報の管理
・AR作業支援ソリューション 等
SCMAは、長年で培ったノウハウ、そして住友商事グループのネットワークを活かし、タイでの多くの日系企業の工場をサポートして参りました。
『インダストリー4.0』はタイの国家プロジェクトですが、IoTの進展と共に日本でも注目を集めるようになりました。
『インダストリー4.0』をタイ市場でも実現したいと思います。
CCAUはロボット、AGV、IoTを組み合わせて提供することができます。
さらに、IoTを使用した消費電気、温湿度の可視化と、省エネ・節電対策に関する提案にもできます。
当社はCCAUと業務提携して、「インダストリー4.0」「スマートファクトリーソリューション」によるタイを中心とした製造現場全体の最適化のお手伝いをいたします。
Office
Tel: +66(0)2-017-0221
Email: sales@sc-ma.co.th
三中西 Sannakanishi
Mobile: +66(0)88-982-2359